諸々

先日NHKスペシャル「冒険の共有 栗城史多の見果てぬ夢」をテレビで観ました。単独、無酸素でエベレスト南西壁ルートで登り途中体調不良で下山途中に命を絶った35歳の若者の話でした。

かの若者は今までエベレストを始め色々な山々、然も何千メートル級にアタックし単独で登頂するという快挙を成し遂げてきました。凍傷で9本もの手の指を無くしたにもかかわらず尚登頂を目指す信念、何がかの若者を突き動かすのか凄いことだと思います。何回かに及ぶアタックの失敗時、SNSに匿名での誹謗中傷は目に余りその人達の無責任さに立腹する次第でした。かの若者の命が絶つ前に、計画を中止する事が出来無かったのかと思いましたが、誹謗中傷する輩達に物申す形で、又はスポンサー達の手前やむを得ずだったのかもしれません。

ただ親御さん達の事を思うと何か納得しずらく、中止する勇気も必要ではなかったのかなと思われました。テレビでは最後の方にかの若者の父上が墓参しているシーンが写りましたが、親より先に逝く事は最高の親不孝だと思います。避けることの出来ない事情で親より先にと言う事は、辛くて悲しいですが仕方ないとしても、健全な肉体、精神の持ち主で有れば考慮すべきだと考えます。今回のこの番組を観て、無責任な誹謗中傷するならその人がどんな事を今までしてきたかを知り猛省すべき、又何をするにも前進は必要だが問題を抱えた時、一度立ち止まって熟考すべき、ましてや無謀な事で親より先に逝く事は最大の親不孝であると思います。

健全な肉体に健全な精神が宿る。

親不孝だけはしてほしく無いですね。